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【GAB 長文読解】問題を解いてみよう①

更新日:4月14日


目次

  • 1.GAB 長文読解の試験時間と問題数

  • 2.GAB 長文読解問題を解いてみよう

  • 3.例題の解答と解説

  • 4.MOAKLY「GAB対策シリーズの紹介


1GAB 長文読解の試験時間と問題数

GABでは13長文、合計25分で解答します(web形式)。1長文に付き4設問あるので、合計52個の設問を25分で解答する必要があります。


1問につき30秒程度しか時間をかけられないため、スピーディーに読解する力と論理的な判断が求められる点が特徴です。


2GAB 長文読解問題を解いてみよう

それでは、アプリ「GAB対策 言語」から厳選した問題を実際に解いてみましょう!


【例題】以下の文章を読んで後の問いに答えなさい。


 
 日本ではデモクラシーの道幅が如何にもせまい。それをひろげる為に、日本にはよその国と違った強い強い前進的な勢力の結集が必要である。それは民主的な人を民主的に生かす為ばかりでなく、ファシストになりたくない人をファシズムから守る為にも必要である。すべての人は生きる権利がある。このことは、すべての人が人間として生きる権利があることにほかならない。そして人間として生きる権利を守ろうとする時、これまでの文化人と勤労者の間に偏見的に置かれた差別は当然消えてしまう。どんな文化人が物価七割の値上げから自由であろう。専門で分れ、文化面、生産面という活動場面で細分されている人民層である間は、抑圧とすべての形での非人間的圧迫に堪える力が弱い。このことは、人民よりも支配者たちがよく知っている。現に労働法の改悪は、日本の労働組合の分裂作業が効果を現わしてからでなければ、とりあげない方がよいと日本の役人が言明している。
 文化の為にでも他の生産の為にでも、働いているものは人間的な働きの条件を求める心から、社会が合理的に発展してゆくことを現実的に要求している。戦争で最も大きい傷をうけた日本のすべての女性、職場と家庭の間でますます苦しい立場にいるすべてのまじめな婦人は、世界のどの国の婦人に劣らず、燃える思いを心の中に持っている。そして、一寸見ると近代的に分化しているようでも実は封建的なギルドに陥り、ファシズムに対する抵抗力の弱められている自分たちの状態をそれらの人は急速に克服しようとしている。

宮本百合子 「前進的な勢力の結集」 1948.7

 


問1:前進的な勢力を結集するとファシズムが促進される。

 

 A 本文の論理から考えて明らかに正しい

 B 本文の論理から考えて明らかに間違っている

 C 本文からだけでは、設問文は論理的に導けない



問2:文化人と勤労者の間に偏見的に置かれた差別があると非人間的圧迫に堪える力が弱くなる。

 

 A 本文の論理から考えて明らかに正しい

 B 本文の論理から考えて明らかに間違っている

 C 本文からだけでは、設問文は論理的に導けない



問3:支配者の立場からすると、労働組合が一致団結しているときは労働法の改悪はやりづらい。

 

 A 本文の論理から考えて明らかに正しい

 B 本文の論理から考えて明らかに間違っている

 C 本文からだけでは、設問文は論理的に導けない



問4:日本以外の国の婦人はファシズムに対する抵抗力が弱い。

 

 A 本文の論理から考えて明らかに正しい

 B 本文の論理から考えて明らかに間違っている

 C 本文からだけでは、設問文は論理的に導けない


3例題の解答と解説

問1の解答と解説 解答:B 解説:1〜2文目に、「日本にはよその国と違った強い強い前進的な勢力の結集が必要である。それは民主的な人を民主的に生かす為ばかりでなく、ファシストになりたくない人をファシズムから守る為にも必要である。」との記述がある。

問2の解答と解説 解答:A 解説:6,8文目に、「生きる権利を守ろうとする時、これまでの文化人と勤労者の間に偏見的に置かれた差別は当然消えてしまう。(中略)活動場面で細分されている人民層である間は、(中略)非人間的圧迫に堪える力が弱い。」との記述がある。


問3の解答と解説 解答:A 解説:第1段落最後の文に、「現に労働法の改悪は、日本の労働組合の分裂作業が効果を現わしてからでなければ、とりあげない方がよいと日本の役人が言明している」との記述がある。

問4の解答と解説 解答:C 解説:記述なし。


4MOAKLYGAB対策シリーズ」の紹介

 GABでは解答スピードが大切になるので、本番のテストで使用されるプログレスバーを再現し、豊富な問題量を収録しているMOAKRYのGAB対策シリーズアプリを使って対策するのがおすすめです。


GAB対策シリーズのアプリでは、プログレスバー、カラーテーマ選択などの機能を標準搭載しています。



GAB対策 言語

[アプリの特徴]
 156問解説付き (39長文、各4設問 書籍一冊の3倍程度の問題量です)
 本試験と同様の時間、問題数を選択可能(25分、52問)
 長文の文字サイズ変更機能 







GAB対策 非言語 

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 アプリに電卓を搭載しており、移動時間でもスマホ一つで勉強可能
 概算力を鍛えられる計算練習モード 








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